ユニクロに文春記者が潜入!!本当にブラックなのか 体験記がすごい!!

ユニクロに文春記者が潜入!!本当にブラックなのか 体験記がすごい!!

『ユニクロ帝国の光と影』の著者である横田増生氏。

ユニクロの勤務実態の過酷さ、サービス残業の実態など、企業のブラックぶりを露呈したその本の内容について、2012年にユニクロが横田氏と出版社である文藝春秋に対して、名誉毀損として裁判を起こしました。

結果は一審・二審共に文藝春秋の勝訴、裁判は最高裁に持ち込まれ、ユニクロの上告が棄却し、2014年に文春の勝訴が確定しました。

今回、その横田氏が、なんと偽名を使ってユニクロに従業員として潜入取材。

自ら、ユニクロの勤務実態や企業体質などを調査した結果を、文春が報じています。

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<横田氏が潜入取材を決意した理由とは>

裁判で勝訴したあと、横田氏は出入り禁止となっていたユニクロの決算発表に参加できるように交渉。

話はまとまったかに思えた決算発表日の当日、携帯電話にユニクロ広報部長から

「(ユニクロ社長の)柳井から、横田さんの決算会見への参加をお断りするようにとの伝言をあずかっています」

という電話が。

理由は、横田氏が書いた記事「ユニクロ請負工場 カンボジアでも”ブラック”告発」という文春記事の内容。

横田氏が、その記事の内容が間違っていたのかと問うと、間違いはなかったという返答。

ではなぜ、横田氏は決算会見に参加することができないのか。

ある雑誌内で、巷でユニクロに対してブラック企業だとの批判があるという質問に対して、ユニクロの柳井社長はこう回答していました。

<悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。会社見学をしてもらって、あるいは社員やアルバイトとしてうちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたいですね>

この発言を受けて、横田氏は、ならば実際に店で働きながら潜入取材をしよう、と決意をしました。

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<50代でもすぐに採用 採用後に体験したユニクロの働く現場>

10月1日の正午に店舗HPからアルバイトに応募し、午後にはユニクロから電話、一週間後の面接の予定を告げられた横田氏。

指定された午前10時半に店長室で面接、「午後11時以降も働くことができるのか」などいくつかの質問が30分ほどつづき、面接は終了。

その日の午後には、電話で採用の通知を受けたそうです。

合格の翌日から早速手続き後に作業開始。

バックルームでの袋むきが最初の仕事で、物流センターから送られてくるダンボールの商品を袋から出し、サイズチップや防犯タグをつけて店頭に並べられるようにする仕事です。

そしてこのあと、11月に”感謝祭”が始まると、ユニクロ内は騒然とし始めます。

11月分の売り上げを、この”感謝祭”の七日間で出さなければいけないというノルマ、従業員には相当な負担がかかるそうです。

午前9時から午後11時半までという勤務が5日連続、7日連続、という従業員も少なくないのだとか。

シフトは勝手に決められ、どうせいっても変えてはもらえないからと泣く泣く勤務する男性、ほとんど授業に出られないとなげく大学生アルバイト。

横田さん自身も、

「感謝祭は人手が足らないので、心が弱い子はだと心が折れてしまう、少しでも出勤協力してください」

と、悲壮感に満ちた表情で社員から懇願され、やむなく了解したということもあったそうです。

休憩室では、長机に突っ伏す準社員の女性がいて、疲れからか、「大丈夫ですか?」の質問にも「ううん」と否定とも肯定ともとれない返答、結局早退してしまったそうです。

「そんなスピードじゃ、間に合わないんだよ!」

「ちゃんと俺の言ったことわかってる?いや分かってないね」

といった怒号が飛び交い、アルバイトの男子学生が思いつめた様子で、夜勤務の担当者に

「ボクがこんなこと言うのは、おこがましいんですけれど、今のシフト体制は前提がおかしいと思うんです。(夜)10時の閉店から11時30分までで、全部の服を畳終わっているなんて、どう考えても無理があると思うんです」

と直訴する様子も目の当たりにした横田氏。

連日の疲労からか、荷物を運ぶ台車がディスプレイのガラス棚にぶつかり、ガラスが粉々に砕け散るというハプニングもあったそうです。

レジ列が途切れることは閉店時間まで一度もなく、1人の客にかける時間は90秒という目安が。

いったんレジの作業に入ると、次の休憩時間がくるまでの3〜4時間は立ちっぱなしでレジの作業に没頭。

肩に棒でも入ったようにこわばり、アタマの後ろはじんじんしびれてくる過酷な作業なのだとか。

《今日やる仕事を今日やるのは作業。明日やる仕事を今日やるのが仕事である》

という柳井社長のポリシーは、目の前にある作業をこなすので精一杯の過酷すぎる現場では通用しないようです。

<以前よりもだいぶ改善された労働条件 しかしサービス残業は健在> 

結局のところ、横田氏が出版した『ユニクロ帝国』内で暴かれた、労働環境の劣悪さは、現在どうなっていたのでしょうか。

以前は当たり前だったサービス残業はだいぶ減り、現在では以前支払われていなかった店長にも残業手当が支給されています。

「徐々に、サービス残業をすることが格好悪いという意識が社内に広まってきました」

という社員の証言通り、ユニクロ側の労働時間に関する意識も随分と高くなったと横田氏は感じたそうです。

実際、横田氏が休憩を10分早く切り上げて作業に戻ろうとすると、

「あと10分休憩を取ってください」

と、休憩室に追い返されたこともあったそうです。

しかし、横田氏は、ユニクロの3店舗で従業員として働いたそうですが、そのいずれの店舗でもサービス残業が未だに行われていることが現状。

横田氏は、すでに帰宅したことになっているはずの社員が、まだ作業場で仕事をしている姿を何度も見かけたことがあるそうです。

横田氏の潜入取材は、今も続いています。

続報を待ちたいと思います。

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